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  PHS/携帯電話によるインターネット接続


● PHS

PIAFS ( PHS Internet Access Forum Standard ) とは?

PHSを用いて高速データ通信を実現するためのプロトコル

規 格
PIAFS1.0 32k (最大実行速度29.2kビット/秒)
PIAFS2.0 64k (最大実行速度58.4kビット/秒)

64kでの通信中は常に2つにスロットを占有
NTT DOCOMOで提供
PIAFS2.1 64k (最大実行速度58.4kビット/秒)

通信時に32kと64kを動的に切り替えられる仕様
KDDIで提供

最大実行速度が低いのは、通信速度には実際の情報の他に制御信号等が必要となるため





● 携帯電話

アナログ接続。
au の cdmaOne(14.4k) 以外はアナログ9600bpsでの接続となります。





● キャリア別接続形態

DDIポケット ( H"・ポケット電話 )

PIAFS2.1対応。
「ベストエフォート方式」を採用。(64k/32k可変)
(基地局の空き状況により、32Kデータ通信<-->64Kデータ通信と伝送速度を変化させる。)

AP番号末尾に下記コマンドを入力。
  • ##1.....アナログ(無線モデム)14.4k
  • ##2.....INS32k(INS64kで接続しようとしても32kになる)
  • ##3.....PIAFS1.0 or 2.0 (32k)
  • ##4.....PIAFS2.1(64k)、PTE接続時にも使用

モデムの設定の追加設定に下記ATコマンドを入力。その場合、上記コマンドは入力しない。
(AT@の後ろは半角英字の「オー」)

  • AT@o1.....アナログ(無線モデム)14.4k
  • AT@o2.....INS32k(INS64kで接続しようとしても32kになる)
  • AT@o3.....PIAFS1.0 or 2.0 (32k)
  • AT@o4.....PIAFS2.1(64k)

PTE (プロトコル変換装置)での接続に関して
・接続先がPIAFS2.1版準拠に対応していなくてもPTEを経由することでISDN64k同期PPP方式に変更して接続が可能
・通話料金の他に5円/分が必要。
・契約は不要。

  • 1695##4*ISDN同期AP電話番号


NTT Docomo

PIAFS2.0対応。
「ギャランティ方式」を採用。(64k固定)
32Kデータ通信スロットを二つ同時に使用して通信を行う。
最初に64Kで接続した場合は64Kで常時通信、32Kで接続した場合は32Kで常時通信が行われる。
通信中に通信速度は変わらない。

AP番号末尾に下記コマンドを入力。
  • #32.....PIAFS1.0(32k) *32Kデータ通信用カード使用時に活用。
  • #64.....PIAFS2.0(64k)

PTE(プロトコル変換装置)での接続に関して
利用料金が別途必要。
モデムの設定の追加設定で#PN1=PTE電話番号とする方法もあります。

  • 03-5645-8110*アナログAP番号.....アナログ(28.8k)で接続
  • 03-5645-8114*INS同期AP番号......ISDN(同期64kbps)信号で接続


ASTEL

「デュプレックス方式」を採用。
パソコンに差し込んだデータカード型PHSとアステル電話機の2台分の「PHS回線」を使用するため、別々の基地局に接続することが可能。
つまり複数の基地局を利用して64kでの通信が可能となる。
  • 1623*ISDN同期AP番号*カードモデムの電話番号.....PHSで64kの接続

PTE(プロトコル変換装置)での接続に関して

  • 1620*アナログAP番号...............アナログ(33.6k)で接続
  • 1623*ISDN 同期AP番号...........ISDN(同期32k)で接続
  • 1621*ISDN 非同期AP番号......ISDN(非同期38.4k)で接続