www.nanisama.com
HOME > DNS Serverの仕組み  
  DNS Serverの仕組み

ビット列で表記されるIPアドレスを、人間が覚え易いアルファベットの文字列 (ドメイン名) に対応させ、ドメイン名から実際に通信で使用されるIPアドレスへの変換を行うシステムが、DNS (Domain Name System)です。


● ネームサーバとは?

DNSを提供するのがDNSサーバです。一般的にはネームサーバと呼ばれます。
全世界でインターネットに接続されているコンピュータは数多くあり、これを1個所でまとめて管理する事が不可能な事から、ドメイン名が階層的に管理されているように、ネームサーバも階層毎に管理されています。
通常、ネームサーバは常用するマスター・ネームサーバと、バックアップ用のスレイブ・ネームサーバの2台を設置します。

ネームサーバには下記の2つの機能があります。
下記の2つは、一つのネームサーバで兼ねる場合と、分けている場合があります。

ゾーン情報を持つネームサーバ :Authoritative 「権威のあるネームサーバ」
一つのドメインの名前解決をするためのレコード情報を有して、リゾルバからの問い合わせに応答する機能を持つ。
リゾルバのネームサーバ :Non-authoritative 「権威のないネームサーバ」
キャッシュサーバ
とも呼び、自分がキャッシュしていない問合わせに対し、ルートサーバから問合せをし、名前解決を行う。


● ルートサーバとは?

最上位のネームサーバで、世界中に13台あります。
これがTLDのネームサーバを管理し、TLDのネームサーバは第2レベルのドメインを管理しています。また同様に第2レベルのネームサーバが第3レベルのネームサーバを管理しています。



● リゾルバとは?

ホスト名をIPアドレスに変換する名前解決の要求を処理するための仕組みの概念。
上記の説明のように、キャッシュサーバとも呼び、自分がキャッシュしていない問合わせを、ルートサーバから問合せ、名前解決を行う。



● ゾーン情報とは?

それぞれのネームサーバが管理するエリアをゾーンと呼び、ネームサーバに情報を与える為のファイルをゾーンファイルと呼びます。
ゾーンファイルには、その階層で管理するホスト名とそのホスト名に割り当てられたIPアドレスを登録した対応表(レコード)を格納しています。



● レコード一覧表

SOA
Zone ファイルに関する情報。(データの始まりを表す)
Secondary DNSがPrimary DNSに新しいデータを問合せる間隔が定義。
Secondary DNSはPrimary DNSのserial(通し番号)を確認し、番号が大きくなってなっていれば変更されたと判断し情報を更新。
origin
ドメインに対するPrimary DNS名 例)
ns.abc.co.jp
mail addr
管理者のメールアドレス 例)
postmaster.abc.co.jp
serial
通し番号 例)
959864862
refresh
更新時間 (秒)
この時間毎にSecondary DNSはPrimary DNSにZoneフィルの確認を行う(serial値の確認)
例)
10800 (3H)
retry
再試行間隔 (秒)
Secondary DNSがPrimary DNSへの問合せ失敗時に再試行するまでの時間
例)
1800 (30M)
expire
無効化時間 (秒)
この間にPrimary DNSが応答しないとSecondary DNSはデータを無効にする
例)
3600000 (5w6d16h)
TTL
生存可能時間 (秒)
他のネームサーバがキャッシュを保持する時間
例)
86400 (1D)
A
ホスト名→IPアドレス (正引き)
PTR
IPアドレス→ホスト名 (逆引き)
NS
ゾーンを管理するネームサーバの情報を表示
CNAME
ホストの別名
MX
電子メールの配送先を表示
以下のレコードに関しては、現在はあまり使用されておりません
HINFO
マシンの情報
TXT
任意の文字列
WKWN
よく知られたサービス