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  Tracerouteとは?

Internet上で通信する際に、送信元から宛先までの間にパケットがどのようなルーターを経由するかを調べるコマンド。
ICMP(internet control message protocol)を利用し、「ICMP_ECHO」を送信してから応答として「ICMP_ECHOREPLY」を受け取るまでの時間も測定。
経由するルーターのIPアドレスの他、応答時間の長さを基に回線の混雑状況も推測できる。

UNIXでは「traceroute」というコマンド名。
Win95/98/NTでは「tracert.exe」というコマンド名。



● 使用方法

[MS-DOSプロンプト]を起動

※ 以下は「tracert」コマンドで「www.yahoo.co.jp」を調べた結果です。

C:\WINDOWS>tracert www.yahoo.co.jp

Tracing route to www.yahoo.co.jp [210.152.236.111] over a maximum of 30 hops:

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
<10 ms
<10 ms
14 ms
<10 ms
27ms
14ms
27ms
28ms
508ms
14ms
14ms
28ms
13ms
41ms
14 ms
<10ms
<10ms
14ms
42ms
14ms
14ms
27ms
28ms
14ms
14ms
27ms
42ms
55ms
14 ms
14 ms
123ms
13ms
27ms
13ms
<10ms
41ms
41ms
27ms
13ms
28ms
*
41ms
172.31.47.254
192.168.1.141
210.197.80.1
210.252.165.49
CBCrk-01G2-0.nw.odn.ad.jp
KAJra-17A6-0-0-8.nw.odn.ad.jp
KAJrk-01P5-0.nw.odn.ad.jp [143.90.143.157]
KOTrk-01P2-0.nw.odn.ad.jp
143.90.143.213
203.183.238.81
203.183.250.15
colo6a-so0-0-0-109.tokyo.jp.psi.net
w01.yahoo.co.jp [210.152.236.111]
w01.yahoo.co.jp [210.152.236.111]

A

B

C   D

A :ホップ数
B :パケット往復時間]
C :名前(ドメイン名)
D :番号(IPアドレス)

A :ホップ数 発信元のコンピュータから数えて何番目にあるコンピュータなのかを表示。
一番最後の行にあるコンピュータを除き途中のコンピュータは、パケットの中継を専門に行うコンピュータで「ルータ」と呼ばれます。
B :パケット往復時間] ms は「ミリセコンド(1000分の1秒)」という時間の単位。
発信元のコンピュータから発信された3つのパケットが何ミリセコンドで往復したかを表示。
これにより、相手先ノードまでのホップカウントや経路情報、各部での遅延時間などが判明。
5秒以内に反応がない場合は、各プローブに対して"*" を表示。
C :名前(ドメイン名) ルータに付けられた名前(ドメイン名)→IPアドレスの場合もある。
D :番号(IPアドレス) ルータに付けられた番号(IPアドレス)

上の例では、発信元のコンピュータから1番目のルータまでの間を3つのパケットそれぞれ「10 ms」「14 ms」「14 ms」で往復したことを表示。

Tracerouteは、同じことを2番目のルータに対して行い、次に3番目のルータに対して行い...と最終目的地のコンピュータに行きつくまで同じことを繰り返します。
(デフォルトは 30まで)

これによって、発信元のコンピュータから最終目的地となるコンピュータの間の道筋が分かるとともに、発信元とそれぞれのルータまでの間のネットワークの混み具合が分かる仕組みになっています。
(パケットの往復時間が長いとネットワークが混んでいるということになります)

TracerouteではパケットのTTL値を変えることによって、通過しているルータを検出しています。
まず最初にTTL値を1にしてパケットを送出すると、最初のルータを通過しようとした時点でTTLが0になり、送信元にICMPのエラーメッセージが返されます。
(このエラーパケットには、エラーを返したルータのIPアドレスがセットされています)
これにより、最初のIPルータが分かり、次にTTL=2にしてパケットを送出することにより、2番目のIPルータのアドレスが分かります。
以下同様にして、目的のノードまでのルート情報を調べることができます。